ダイエット
■Dietの意味を知っていますか?
『なんて低レベルなことから』と言われる方も多いのでは。がしかし、多くの人がそもそものダイエットの意味を勘違いしているのです。まあ、ダイエットの言葉に限らず、多くのケースでメディアの誤信から来ることが多いんですけどね。とにもかくにも、情報量は増える一方で、きちんと本質を捕まえられるかどうかは、重要なファクターです。

「DIET」とは計画、戦略、方針の意味であり、『やせる』とか『食べない』が代名詞になるのはちょっとおかしい。計画的に正しい生活を送ることから結果やせたというのなら、まだわかるけれど。逆にやせた人が体重を増やすのもダイエットとも言えるのです。厚生省の国民調査からは、標準以下の女性の多くが、「やせたい願望がある」という結果が出ていますが、むしろ栄養バランスの崩れが心配。。。。

太るのは運動で消費するエネルギー量よりも食事で摂るエネルギー量のほうが多いのが最大の原因です。そのため、エネルギー量が低いものを食べるダイエット法が考え出されました。「りんごダイエット」「にんじんジュースダイエット」「おからダイエット」などが、それに当たります。食事の回数を減らす「朝食抜きダイエット」「夕食抜きダイエット」なども人気が出ては消え、消えては再び人気が出る、を繰り返しています。それだけ飛びつきやすく、短期間に効果が出ても長続きしないダイエット法といえます。

 このほかにも脂肪の吸収を妨げる、脂肪の燃焼を盛んにするといったダイエット法がありますが、せっかくの効果がある方法であっても、そのタイミングを誤ったり、使うべき健康食品の選択を誤ったのでは、無駄に時間とお金をかねることにもなりかねません。正しいダイエット法は、生理学に基づいた正しい理論が確立されています。自分が取り組もうとしているダイエット法、ダイエット用の素材が理論的に正しいものなのか、それを知ることがダイエットを成功させるためには、まずは必要なことです。

せっかくやせたと思ったら、また体重が増えてしまうことを一般にはリバウンドと呼んでいます。しかし、リバウンドの正しい意味は、体重が戻ることではありません。体脂肪の割合が増えて、太りやすく、やせにくい体質になることを指しているのです。ご飯を茶わん1杯分減らすと200kcalほどのマイナスになります。この分を運動で消費するにはジョギングを20分は続けなければいけない計算になります。運動をするのはいやだからと、食事を減らす人のほうが多いようです。食べる量を減らすだけで運動をしないで体重が1kg減ったとすると、個人差はあるものの脂肪3:筋肉1の割合で減るといいます。筋肉は使わないと減ってしまうというわけです。そのあと食事をして体重が1kg増えたとすると、増えたのは脂肪だけです。体重は元通りになったものの、脂肪の割合が増え、筋肉の割合が減って、やせにくい体になってしまいます。

 筋肉は生命維持をするために必要なエネルギー量である基礎代謝の35%ほどを占め、寝ていても全体の25%ほどのエネルギーを筋肉は消費しています。筋肉の量が増えればエネルギー消費が多くなり、減れば消費が少なくなるのです。脂肪を燃焼させるのは筋肉なので、筋肉が多くなるほど脂肪の燃焼率が高くなっていきます。食事を減らしたり、食べないことはエネルギー量を減らしてやせるための近道ではあっても、長い目で見ると太りやすい体になることを知るべきです。では、運動を増やさずに、どうすれば脂肪を減らせるかということですが、先に触れたように糖質と脂肪の燃焼に必要なビタミンを摂ることが一つの方法です。

■コーヒー

 コーヒーダイエットも一時期流行しました。これはコーヒーに含まれるカフェインによってアドレナリンが多く分泌されるというもので、カプサイシンと理屈は同じです。違っているのはコーヒーを飲んだだけでは、せっかく脂肪細胞から血液中に出た脂肪が、必要のないものとして元に戻ってしまうことです。

 コーヒーダイエットでは、歩くだけでもいいので、飲んだ後の運動が必要です。コーヒーを飲んで30分もすると血液中には脂肪細胞から脂肪が出ています。運動を始めて10〜15分間は主に糖質が燃えていますが、それ以降は脂肪の燃焼に切り替わります。そのために15分以下の運動は、あまり効果がないようにも言われます。しかし、血液中に脂肪が出ている状態なら、運動を始めてすぐに脂肪が燃焼を始めます。それだけ運動によるダイエット効果が高まるというわけです。

■クエン酸

 クエン酸は柑橘類や黒酢などに含まれる酸味成分です。筋肉細胞の中で糖質や脂肪が燃焼するときにはクエン酸をはじめとした複数の酸が必要で、これらによってエネルギー源は少しずつ変化をして最終的にエネルギーを発することになります。これをクエン酸サイクルといい、クエン酸が豊富にあるとエネルギー燃焼が盛んになって、脂肪を減らすことができるようになります。また、クエン酸が豊富にあって、燃焼が盛んになると、疲労物質である乳酸が作られにくくなって、疲れにくく、元気が出やすくなるとともに、筋肉に働きもよくなっていきます。クエン酸は疲労回復だけでなく、ダイエットにも有効なのです。