ダイエット
■ストレス太りの本当の理由
 ストレスは太る要因になる、とは、よく言われることです。ストレスの解消には甘いものを食べたり、満腹感を得るような食事をするのは確かに効果があります。国民栄養調査の結果でも、ストレスを感じているときに食事量に明らかな変化がある人は男性で34.7%、女性で55.7%となっていて、男性で食事量が多くなる人は6.8%であるのに対して、女性は17.9%となっています。また、ストレスを感じているときに体重が増えるのは男性で6.2%であるのに対して、女性は15.8%となっています。これは女性が食べることでストレスを解消しているという証拠の一つです。

 ストレスは食べすぎにつながるという結果ですが、ストレスは別の理由でも太る要因となっています。それはストレスがかかることによって、筋肉が減り、脂肪が増えるということが起こるからです。ストレスは、もともとは心身に急激な負担がかかる危機状態で、この状態を脱するためにエネルギー源であるブドウ糖が豊富に必要になります。血液中のブドウ糖が不足しているときには筋肉にたくわえられているグリコーゲンが分解されて、ブドウ糖となって血液中に放出されます。

 肉体的なストレスの場合には、このブドウ糖がエネルギーとして使われますが、精神的なストレスの場合には使われる量が少ないために、高血糖状態になります。この濃くなったブドウ糖は不要なものとして、肝臓で中性脂肪に合成されて脂肪細胞にたくわえられていくことになります。これがストレス太りの大きな原因とされています。