食
■なぜアスリートが好んでカレーを食べるの?カレーには秘められた効果があった!
■強い抗酸化性を有するターメリック

1.香辛料の役割

香辛料は、それぞれに特有の色や香り、刺激的な辛味などを持ち、われわれの食卓を彩ってくれます。また、香辛料を上手く効かせた料理は過剰摂取が問題になっている塩分量を控えても、十分美味しく食べることができるなど、私達の健康を考える上でも重要な役割を果たしています。

近年では、香辛料にも科学的な視線が注がれるようになり、これまで伝承的に言われてきた効能に加え、様々な香辛料の機能性が解明されてきている。 なかでも、カレー粉の20〜30%を占め、黄色い色づけに使われるターメリックは食品による生体防御機能の観点から、その効用が今最も期待され、注目されている香辛料です。


ターメリックの主成分は、黄色色素成分である「クルクミン」であるが、このクルクミンのガン予防効果に、正解的に高い感心が寄せられています。ガンの発生過程には少なくとも、@イニシエーション(遺伝子の損傷)、Aプロモーション(ガン化促進)、Bプログレッショん(悪性化)の3段階があると言われていますが、クルクミンには、特にAのガン化を抑制する働きが強いことがわかっています。これまで大腸ガン、肺ガン、肝臓ガン、皮膚ガン(直接皮膚に塗った場合の効果として)について、その効果が確認されています。また、ガン予防以外にも、クルクミンが白内障、神経障害、動脈硬化など、いわゆる糖尿病の合併症にあげられている病にもその予防効果を発揮することも研究で明らかになりつつあるくらいです。

どれくらいのターメリックを食べればこれまで述べたことに対する効果は期待できるのでしょうか。老人対象にたー目ルックの抗酸化性を調べた実験では、毎日1グラムのターメリックで明らかに効果が見られたそうです。ただし、ターメリックは吸収、代謝が早いので、継続摂取が前提でありますが、私達になじみの深いカレーは、ターメリックを豊富に含んでおり、現段階ではこのような食品からターメリックを習慣的に摂取することが望ましいと言えます。