エモーショナルタフネスってなに?
これまで、『プラス思考』や『メンタルタフネス』という言葉が主流だった。しかし、本当に人間は『プラス思考』や『メンタルのタフネス』によって、それぞれが持つ能力を発揮することができるのだろうか。また、仮にできるとしたとしても、”必要なときに発揮できなければ無意味”ともいえる。練習で習得した能力発揮のベース以外にも、人間には潜在能力が多分に秘められているのも事実。実際に、まぐれのスーパーショットを誰もが体験したことがあるはずだ。このまぐれのスーパーショットをもっと必然的に、頻度を高めることはできないのだろうか。また、このまぐれの能力発揮の実態をどのようにすれば振り返り分析できるのか。

私は現役時代、そしてアスリートを指導をする今、このような疑問と可能性の解明に焦点をあててみたことから発見できたのが、エモーショナルタフネスなのです。どんなにプラス思考であっても、前の日に調子が良くても、感情的にその波が低下していれば、人間のパフォーマンスはいやでも落ちる。逆に、この感情レベルを高めたり、コントロールすることができれば、パフォーマンス向上を大きく期待できるのです。

良くも悪くも『思考というのは、プレッシャーの源』。失敗の恐怖もあれば、成功の恐怖もある。マッチポイントはとっても、とられても緊張するものです。であるならば、パフォーマンスにマイナス影響を及ぼす、思考を一切取り払い、感情コントロールに集中すべきです。感情コントロール術は、誰もが向上させることができ、スポーツに限らず、様々な状況でも活用できるすぐれものなのです。


  メンタルタフネスとエモーショナルタフネスの違い

メンタルタフネス、エモーショナルタフネスとはいうけど、きちっとすみわけをしておこう。
まず、メンタルタフネスが唯一活用できる考え方としては、『メンタル=集中力』が成立しているケース。そして、もうひとつは『演技』という使い方。この二つに尽きる。残念ながら、自分のパフォーマンスを直接的に向上させることができるわけではなく、むしろ『感情』、エモーショナルタフネスこそがパフォーマンス向上の必須アイテムなんです。

集中力と言う観点では、何事にも役立ちます。よって、集中力を高めるために何らかの形でメンタルを強化すると言うのはありかも。ようは、『考え方』の調整です。

次に、『演技』という観点。相手あっての勝負なので、相手にどう映るか。相手に何を感じさせ、考えさせるかということは、大切なポイントになります。よって、不利な状況下でも、全く動揺しない考え方を保ち、行動でプラスに示すということができるようになることは確かにプラスかな。


上記ができるようになったなら、いよいよあなたもエモーショナルタフネスの扉を開けるときが来る。まぐれのスーパーショットが必然的に打てるようになる。無限に広がる自分お潜在能力をふんだんに発揮できるトレーニングを重ねること。まぐれのスーパーショットをどう打ったかという風に思い出しても、絶対にそこにはフォーミュラみたいな手順は無かったはず。要するに、考え重視の元の結果ではないと言うこと。その時の感情レベルや自然なコントロールが生み出した能力の現れ以外の何物でもないんです。

プラス思考も、マイナス思考も同じ考えが基本なので、能力発揮にはむしろ邪魔なものに他なりません。プラス思考でパフォーマンスがあがるなら苦労しません。


  「願い」を「決意」に変えるために 戦うためのパフォーマンス習得術

とにもかくにも練習、そしてまた練習。
はっきりいって時間と労力の無駄だと言うことに気付いて欲しい。
何もスポーツに限ったことではない。仕事でも、
学校でも残業や居残り勉強して結果が生まれるのなら、誰でもそうするはず。

勝負の世界はそんなに甘くはないのです。もし皆さんが、
人頼みのような「願い」的な発想を捨て、「決意」を持って挑戦するのなら、
必ずここで紹介するコーチングがこれからの結果を変え、可能性を存分に発揮させてくれるはず。

失敗したり、敗れたりした時に、『決意』は『プライド』になりあなたをまた立ち上がらせてくれる
大切なものです。過去には可能性はない。我々が求める新しい可能性や結果は未来にあるのです。


  思考 vs 感情の例

どんなスポーツでもいい。毎日やっていて、非常に調子が良いとしよう。
少なからず、良くも悪くも前の日の調子の良さや結果が脳裏をよぎり、『このまま良い調子を保てれば』などの思考は必ず生まれるはず。事実、実力発揮も上手くいっているはず。

しかし、あるプレー前に身内の不幸を知らされたり、自分にとってプレーどころじゃない程の不安な要素が舞い込んできたとしよう。黙っていれば、それなりに調子はいい。悪いニュースを聞いたとしても、いきなり技術レベルが低下するわけも無い。それでも、きっとその試合やプレーには身が入らず、パフォーマンスレベルはかなり落ちることだろう。悲しい、不安など感情的刺激要素がマイナスに働く良い例ともいえる。

反面、そういったマイナス感情をコントロールすることによって、勝たねばという思考から、悪い知らせによる『思考能力ゼロ』という状態が、知らぬ間に能力をフルに発揮させてくれるケースもある。試合前に不幸があって、それを押し切って試合に出て好結果が生まれたケースはプロの世界でも非常に多いのです。


  練習して勝てるくらいなら苦労はしない


必死に練習に取り組んでいる皆さん、ちょっと立ち止まってみよう。
そして、自分を客観的に観察してみましょう。

1.練習をすることによって、何か試合とかで結果を出したり、 パフォーマンスをあげるのが究極の目的のはず。練習自体にフォーカスが行ってしまってはいませんか?

2.労力と時間を費やすことにより、またつらい練習メニューをこなすことに快感を得たり、
自己満足感に浸ってはいませんか?

3.練習をすることによって疲れきってはいませんか?

残念ながら、費やす労力と時間はパフォーマンスの結果に一概に比例するとは限りません。 練習時間を長くすれば勝てるなら、みんなやりますよね。ポイントは『何を』練習するのかを知ることです。 そうしないと、いくら練習しても、同じ結果や壁にぶつかり続けるだけの非上達のサイクルに陥ってしまいます。

たまに、本番で調子が良くて、それが実力だと勘違いするケースは非常に多いのです。大切なのは、
常にそのレベルの力を出し切れるか、また必要なときに必要なだけ練習で積んだ技術や
パフォーマンスノウハウを発揮できるかなのです。